震災直後、サンゴ等の復興活動に
励んだ大村さん
先日行われたセミナーにて。
スライドは震災当時の仮設住宅街の様子
スマトラ沖津波の復興活動で、観光地としての受け入れ態勢が整った時に、欧米人と日本人の考え方の差が浮き彫りになりました。被災地を応援するために敢えて訪れようとする欧米人観光客が多かったのに対し、日本人の観光客は、被災地へ遊びに行く事を『自粛』しようという考えから激減しました。被災後に初めての予約が入った時は涙が出る程嬉しかったことを覚えています。
現在、自粛による経済の低迷が復興の足を引っ張るという問題や、風評被害による人的な二次災害が訴えられていますが、2004年のインド洋大津波で被災したカオラックでもまったく同じようなことが起こっていたのを思い出します。受けてしまったダメージを回復する事はもちろんですが、これ以上のダメージを受けないようにすることも大切なことです。
津波被災の経験のあるタイ人は、今回の日本の被災を人ごととは思わずにとても応援してくれていると思います。タイが津波に被災した時には、日本からの大きな援助でどれだけ救われたかをしっかり覚えていてくれています。今の日本で頻発する余震や原発問題などでタイからの観光客が減少している事実はありますが、事態が落ち着いた時には日本好きなタイ人がたくさん来日してくれると思います。
ビッグブルーダイビング
http://www.bigbluediving.jp/
大阪会場・海遊館ホールにも多くの人が参加

次々と紹介されるタイの美しい水中の様子に
見とれた
「タイを潜ろう!」と題したタイランド・ダイビング・セミナー(タイ国政府観光庁大阪事務所主催)がこのほど、大阪と名古屋で開催されました。セミナーには252名が応募され、その中から抽選で大阪129名、名古屋91名の220名の方が参加されました。
セミナーは、海洋写真家の杉森さん、サムイダイビングサービスの増子さん、タイでダイビングショップ「ビッグブルー」を経営する大村さんがゲストスピーカーとして出席、ダイビング・ドット・コミュ編集長である寺山さんの司会で進められ、タイの最新情報やダイビングの素晴らしさなどを話されました。参加者はセミナーのお話しの中から、ダイバーたちの心を掴んで離さない世界に誇れるタイの海の魅力を発見したようです。
ビギナーからベテランまでが思い思いに楽しめるのがタイの海のオールマイティな魅力。ダイビングの知識やスキルを学ぶオープンウォーターライセンスは、日本で受講するよりもリーズナブルに受講することができます。次の休日にはタイの海へ――参加者の中には、セミナーのお話しを聞いてそう思われた方も多かったのではないでしょうか。

エラワンの祠(写真左)とトリムルティの祠(右)
バンコク~訪れる人を刺激する国際都市
賑やかさでタイ一を誇る国際都市バンコクは、人も物も溢れかえる活発な街。仏教文化が根付いていることを象徴する王宮や寺院が集中しており、そこで営まれた素朴な人々の暮らしを感じることができます。そうでありながら近代的、都会的な街であることも、訪れる者を刺激します。バンコクには世界各国の本格派料理店も揃い、しかも格安で味わうことができるのがうれしいところ。本場タイ料理はもちろん、「食」の楽しみ方だけでも無限大。また、バンコク中心部にはここ数年日本でもパワースポットとして紹介され、地元の人々からも信仰されているエラワンの祠(商売繁盛・恋愛成就)やトリムルティの祠(恋愛の神様)など人気を集めています。
プーケット~マルチアクティビティの万能リゾート
タイ最大の島・プーケットは、アクティビティや観光スポットが豊富。とにかく楽しむことに事欠かない万能リゾートです。
マルチアクティビティ、まさにここでは「何でも」できてしまうと言ってもよいでしょう。数々のマリンアクティビティはもちろんのこと、エレファント・トレッキングやゴルフ、近年はサーフィンスポットとしても注目を集めています。また、ニューハーフショーや約30頭の象による歴史劇のショーなどナイトエンタテイメントも充実しています。
また、ジャングルが広がる一方で中心街はとても華やか!プーケットタウンはおしゃれなカフェ巡りや、ショッピングを存分に楽しめる街でもあります。スタイリッシュな今風のショップはもちろん、宝飾店やバティック店などの老舗店も軒を連ね、街歩きを楽しみながら貿易で栄えた歴史を物語る中国・ポルトガル様式の建造物をたくさん見学できるのも観光するにうれしく、タノシイがぎゅっと詰まった街です。
石灰岩の雄大な景色を見渡せる幻の海の道
クラビ~石灰岩のダイナミックな景観が美しいネイチャー・リゾート
絵に描いたような楽園クラビからは、アイランドホッピングするのがおすすめです。クラビに沿うメインビーチであるアオナン・ビーチは、たくさんのボート・タクシーが停泊するいわゆるビーチ・アクティビティの拠点となっています。
映画『ザ・ビーチ』のロケ地として世界中に知られたピピ島には是非足を延ばしてほしいところ。クラビから定期船を使い約90分で行くことができるので、のんびりとした日帰りツアーが人気です。ピピ島は、諸島の中心となるピピ・ドン、ピピ・レ、ピダ・ノーク、ピダ・ナイ、ユン、パイの6つの島からなる諸島で、ストリートには、かつてヨーロッパから来訪したバックパッカーたちが長期滞在に使えるようにつくられた中級のゲストハウスなどが立ち並び、近年では高級リゾートも。短期、長期滞在ともに、気に入った宿泊先を探してみるのもよいでしょう。近郊にはダイビング・ポイントも点在していて、大物との遭遇やマクロに地形、鮮やかなソフトコーラルの景観が楽しめるなどビギナーにもおすすめです。
サムイ~しっとりとした大人の雰囲気で滞在
サムイは「ココナッツアイランド」を愛称に持つ、その名のとおりヤシの木に覆われた島です。ここではヤシの木よりも背の高いビルを建設しないなど、景観を損なわぬようにと配慮されているため、どこからも野生の美しい自然を見渡すことができます。ただ自然に身をまかせ、のんびりと過ごしたい時にうってつけのリゾートスポットです。しっとりとした大人の雰囲気で滞在できるので、ハネムーナーにも大変おすすめです。また、ダイバーたちのパラダイス・タオ島への拠点となっており、日帰りでのアーントーン諸島などへのアイランドツアーも人気です。
水の中にある無音の世界、通りすぎていくそこに住む生きものたちの活動の声。海に潜ったときの何とも言えない一体感、同じ海の魅力に取り憑かれどこからともなく集まった仲間たちとの語り合い―タイの海には底知れない癒しの力があります。
日本人インストラクターが多いので言葉の心配もなく、マッサージ、スパ、タイ料理、タイ独特の文化体験など、アフターダイビングの楽しみが満載なのもダイバーたちに人気がある理由です。また、ここでしか出会えない珍しい生きものもたくさん生息しています。
人生で一度は見てみたい、そんな生きものに出会ってみたくありませんか。
~海の特徴を知ると、タイのダイビングはもっとおもしろくなる~
タイの海は、マレー半島を境に西岸と東岸で水中の様子がガラリと変わります。どのスポットでどんな景色が見られるのか、また各エリアでのベストシーズンを知っておくと、ダイビングはよりおもしろいものになるでしょう。(西のアンダマン海は11~4月、東のタイ湾は2~10月がベストシーズンです)
アンダマン海・シミラン諸島 カラフルは魚たちの迫力に感激
アンダマン海のすばらしさは、色とりどりに咲き乱れるハードコーラル・ソフトコーラル(コーラル:珊瑚)と、その中を優雅に泳ぐ魚たちの姿にあります。コーラルと魚たちがそこに群れるそのカラフルさには言葉を失うほどの迫力と華麗さがあります。そして、固有種生物が多いこともこの海の特徴のひとつ。大変珍しいとされる世界最大のエイ、オニイトマキエイ(マンタ)にも会うことができます。
シミラン諸島はアンダマン海おすすめのダイビングスポット。プーケットやカオラックからデイトリップで行くこともできます。
アンダマン海は、プーケット近郊ならうまく風をよけ潜れるスポットも多いので、ベストシーズン以外でも通年ダイビングが可能です。
ジュゴンが生息の海
クラビの南側トラン県の海域は、稀少なジュゴンが約90頭生息する手付かずの海で、最近ではジュゴンのエサとなるアマモを移植する活動に力を入れています。
実際に移植した場所にはジュゴンが食事にきているようで、浅瀬には数メートルのジュゴンのはみ跡を確認することもできます。トランは南アンダマン海のダイビングの拠点でもあり、外洋のスーパーポイント・ヒンデ―ン/ヒンムアンやムック島、ウェーン島、チュアック島など見どころの多いダイブサイトが数多くあります。
タイ湾・タオ島 巨大な群れで泳ぐ魚は圧巻
サムイよりフェリーで約1時間30分のところにあるタオ島近辺の海の特徴は、魚影が濃いこと。何種類もの魚たちが集まり巨大な群をつくって泳ぐ様は圧巻です。また、人なつこい魚たちがすぐ目の前まで来てくれるのがダイバーにとっては感動もの。ここでは主にキンセンフエダイ、ホソヒラアジやギンガメアジの魚群や、一生分のハナビラクマノミを見られるといいます。そしてタオ島の周りはジンベエザメに出会えることでも有名。ここもまたダイバーたちにはたまらないダイビングスポットです。