BIZトラベル > Professional Eyes > 航空快適旅行術 > 使いやすくなった上級会員サービス
 
 
■上級会員制度を利用するための条件と魅力
 会員向けのサービスを受けるには、いわゆる上級会員にならなくてはいけませんが、近年その上級会員になるハードルが低くなり、使いやすくなっています。

 たとえばANAは、年間3万ポイントで「ブロンズ」、5万ポイントで「プラチナ」、10万ポイントで「ダイヤモンド」、JALは3万ポイントで「クリスタル」、5万ポイントで「サファイヤ」、10万ポイントで「ダイヤモンド」と3段階の上級会員制度があります(※上級会員になるための必要条件の詳細は航空会社に確認のこと)。ポイントが高いほどサービスはより手厚くなるわけですが、通常、その年に会員資格を取得しても実際にサービスを受けられるのは翌年の4月からというルール。このルールをANAもJALも変更し、翌年3月までは事前に同レベルのサービスを受けられるようにしているのです。

 上級会員向けのサービスは様々ですが、エコノミークラスに乗る時のことを想定してみると、そのメリットがより分かります。まずチェックインの際は専用カウンターを利用できるため、混雑する列に並ぶことはほとんどありません。手荷物許容量が上級クラスに準ずるのも、書類の多いビジネス渡航などでは助かります。

 そして、搭乗前はラウンジで好きに過ごせます。軽食と飲み物を口に運びながらリラックスするもよし、アルコールで寛ぐもよし。もちろん搭乗間際まで落ち着いて仕事をする環境も整っています。

 出発間際までラウンジにいても、搭乗は優先。無駄な待ち時間もなく、機内に入れるのもメリットといえます。  国内線で、空席待ちの時に優先的に席を確保してくれるサービスも役立ちそうです。日本の航空会社は、国内線のラウンジが使えるのも魅力です。
 
 
 
■マイル利用か有料でラウンジ利用可のプランも
こうした上級会員向けサービスのうち、最も価値があるもののひとつが空港ラウンジでしょう。外の喧騒とは無縁の静かな空間にいるだけで気分が落ち着き、仕事もしやすい。

 この空港ラウンジだけを利用できるプランを提供しているのが、ユナイテッド航空やデルタ航空、アメリカン航空といったアメリカの航空会社です。ANAやJALと同じく上級会員になれば空港ラウンジを利用できるのですが、これらアメリカ系ではマイルを使うか、既定の料金を支払うかすれば、ラウンジを一年間、利用できるのです。

 たとえばユナイテッド航空の一般会員が「レッドカーペット・クラブ」に入会する場合、7万マイルを使うか、US$425を支払うことで空港ラウンジを利用できます。また、世界各地にあるスターアライアンスのラウンジを利用できるのも魅力です。

 マイルを使ったり、料金を支払う価値があるかは、利用頻度にもよりますが、旅を快適にする手段として検討に値するサービスだと言えます。

(※上級会員になるための必要条件詳細や会員資格別のサービス内容については航空会社によって異なります)


航空・旅行ジャーナリスト 緒方信一郎
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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